PowerDirectorで手ぶれ補正
Last update 2010/02/02 13:26
私が購入したHDR-XR500Vは、今までの10倍といわれる手ぶれ補正機能で注目を集めました。
その後、キャノンやビクターのハイビジョンビデオカメラでもハイスペックモデルには同じような手ぶれ補正機能が搭載されたことからも、その人気ぶりがわかると思います。
手ぶれ補正機能自体は、実は目新しいものではなく、私がはじめに購入したハイビジョンビデオカメラSONY HC3にも搭載されていました。
ただ、今までのものは、効果があるのかわからない低レベルで、実際に歩きながら撮影してみると、ものすご~くがっかりすると思います。
私がHDR-XR500Vを購入したのも、この手ぶれ補正機能が欲しいがために、わざわざ2台目のビデカメラを購入しました。
実際に私のサイトでも、HC3とXR500Vを両手に持って歩きながら同時に撮影して、その効果を比較しているので、確認してみてください。
手ぶれ補正機能 比較
ただ、私のようにわざわざ手ぶれ補正機能が欲しいがために、2台目を購入する人は少ないと思います。
子供の成長記録や、旅行の記録にビデオカメラを購入した人にとっては、歯がゆい思いをしていることでしょう。
PowerDirector
私は今までハイビジョンビデオカメラからパソコンに取り込んで、編集し、保存するにはVideoStudioというソフトを使ってきました。
ところが、2台目に購入したXR500Vは、保存形式にH.264という最新の圧縮技術を利用しているため、Core 2 Duoでも重いです。
また、AVCHD形式のビデオカメラの取り込みにも対応していないし、HD画質のYouTubeへのアップロードも対応していません。
そこで、思い切ってハイビジョン対応ビデオ編集ソフトPowerDirector8をインストール。
実際にVideoStduioにはない、それらの機能を試してみました。
詳しいレビューについては、PowerDirectorレビューをご覧ください。
さて、今回はそのPowerDirector8の機能のひとつである、手ぶれ補正機能を試してみました。
VideoStudioでも、手ぶれ補正機能がついていたんですけれど、効果があるのかわからないレベル。
ところが、PowerDirector8のそれは、正直、すごいです。
光学式の手ぶれ補正機能を搭載した、XR500Vには及びませんが、けっこうびっくりするレベルです。
手ぶれ補正の効果
では、実際にその効果をご覧ください。
下の映像は、手ぶれ補正機能が弱い、1台目に購入したハイビジョンビデオカメラSONY HC3の映像です。
同じ映像をPowerDirector8で手ぶれ補正機能を働かせてみました。
ずいぶん、びっくりするほど効果が高かったので驚いています。
最初の映像では、とてもじゃないけれど最後まで見る気がしなかったんですけれど、なんとか見れるレベルになっていると思います。
ただ、強引にソフト的に有効にさせているんで、多少映像がゆがんで見えますが。
仕組み
どういう仕組みで手ぶれ補正になっているかというと、
上の映像を見てもらえばわかると思うんですけれど、手ブレに対して上下の位置をずらしてるんですね。
たとえば、歩きながら静止しているリンゴを撮影する場合、歩きながらだと、リンゴが上下に揺れてしまいます。
そこで、ソフト的にリンゴを中心部に固定し、その分、映像自体を上下させるわけです。
そのため、上の映像の後半、手ぶれ補正機能を有効にさせた映像では、上下に黒い帯がちらちら見えたり消えたりしているわけです。
これを解消するには、黒い帯より内側だけ切り取ってやればいいわけです。
そうしてできあがったものが下の映像です。
ちょっと手間がかかるし、画質が劣化してしまうのが弱点ですが、想い出を記録するチャンスは1度切りしかありません。
がっかりしてしまうような映像になってしまったら、試してみるといいかもしれません。
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