動画に自動で追随するモザイクをかける TMPGEnc編

顔や車のナンバーなど動く被写体にモザイクをかけたい場合、TMPGEncで自動で被写体を追いかけてモザイクをかけてくれる追随するモザイクをかける方法を紹介します。

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動画に自動で追随するモザイクをかける TMPGEnc編

Last update 2019-05-02 08:13:47

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YouTubeで動画を公開する際、顔やナンバーなどプライバシーにかかわる部分にモザイクをかけたいことがありますよね。TMPGEncというソフトウエアを使用すれば、動く被写体を自動で追いかけてモザイクをかけてくれます。
同じような機能はVideoStudioにもあるのですが、TMPGEncの場合は被写体に合わせて範囲も拡大・縮小してくれるのでとても便利。今回はTMPGEncを使った追随するモザイクをかける方法を紹介します。

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被写体に合わせて動くモザイクをかける

実は被写体に合わせて自動で追尾してくれるモザイクをかけられる動画編集ソフトはあまりありません。
今回紹介するTMPGEncも最新のVer.7でようやく搭載されました。

TMPGEncに動画を登録する

では、さっそく被写体に追随するモザイクをかける方法を紹介します。モザイクだけでなくぼかしも可能です。

ノーマルモードTMPGEncを起動したら、「プロジェクト」にある「新規プロジェクト-ノーマルモード」をクリックします。

キャンセルをクリック動画ファイルを追加する画面が表示されますが、このやり方で動画を追加するとめんどくさいので、右下にある「キャンセル」をクリックします。

動画をドラッグTMPGEncの基本画面が表示されるので、モザイクを入れたい動画をTMPGEncの画面にドラッグアンドドロップします。

動画は複数登録して、1つの動画にすることも出来ます。

編集画面が立ち上がるこんな感じで登録されました。

この画面で動画の不要な部分をカットすることも出来ます。(今回は詳しく説明しません)

モザイクをかける

では早速追随するモザイクをかけてみます。

フィルターをクリック登録した動画編集画面の左上のほうにある「フィルター」をクリックします。

フィルターを追加TMPGEncには膨大な数のフィルター(動画を加工する機能のこと)が用意されています。
一番上にある「フィルターを追加」をクリックします。

部分モザイクをクリック一覧の中にある「部分モザイク」をクリックします。

すると「部分モザイク」というフィルターの設定画面が開きます。

モザイクをかけたい場所をダブルクリックモザイクをかけたい被写体をダブルクリックします。

モザイクがかかったするとモザイクがかかりました。
モザイクの周りの小さな丸や四角をドラッグすると、モザイクをかける範囲を広げたり変形させたりすることが出来ます。

モザイクを設定する

効果内容モザイクではなくぼかしをかけることも出来ます。
「効果内容」をクリックし、「モザイク」の部分をクリックします。

モザイクやぼかしから選択できるこのように「モザイク(反転)」や「ぼかし」などが選択できます。
「反転」は選択した被写体以外にモザイクをかけることが出来ます。
テレビのドキュメンタリーで、レポーター以外がモザイクがかかっているシーンがありますが、あんな感じの動画を作成することも出来ます。

レイヤースタイル「レイヤースタイル」をクリックすると、モザイクの範囲を「円」「四角」「画像」の3つから選択できます。

四角・円・画像を使用「画像」にするとモザイクの代わりに指定した画像で置き換えることが出来ます。

追加をクリックモザイクはいくつも追加することが出来ます。
「追加」をクリックすると、別の被写体にモザイクをかけることが出来ます。

モザイクを追随させる

では早速被写体に追随するモザイクをかけてみましょう。

自動設定の追跡開始「自動設定(追跡)」をクリックし、「追跡開始」をクリックします。

ソースの解析中モアイ句をかけたい被写体の動きの解析が始まるのでしばらく待ちます。

確認しばらくすると解析が完成し、被写体にモザイクがかかるのでシークバーをドラッグして確認します。

エラーや修正

はみ出ている場合の警告自動追跡を行おうとすると、このように「追跡大将が映像領域外です。」と言ったエラーが出る場合があります。

モザイクがはみ出ているこれは最初に指定したモザイクの範囲が、このように動画からはみ出てしまった場合に起こります。
最初のモザイク範囲の指定は、動画内に収まるようにしてください。

終了時間を選択また、モザイクをかけたい被写体がフレームアウトしてしまっても同じようなエラーが出る場合があります。

その場合は、モザイクをかけたい被写体が画面から消えるシーンを探し、「終了フレーム」を「現在位置を指定」をクリックしてモザイクをかけるシーンを指定します。

動画に書き出す

無事うまくモザイクをかけることが出来たら、動画として保存します。

出力設定画面上部にある「出力設定」をクリックします。

追加をクリック画面左上の「追加」をクリックします。

MP4ファイル出力出力フォーマットが表示されるので、「MP4ファイル出力」をクリックします。

映像エンコーダーこの時「映像エンコーダー」を「Intel Media SDK Hardware」にすると短時間で出力できます(対応したハードウェアの場合)。

エンコードをクリック「エンコード」をクリックします。

出力開始保存場所とファイル名を入力①したら、②「出力開始」をクリックします。

あとはしばらく待つとモザイクがかかった動画が完成します。

まとめ

TMPGEncにはほかにも様々なフィルターが用意されていて、YouTubeで動画を公開していきたい人であれば、インストールしておくと動画編集の幅が広がると思います。私の場合はVer.4から使っていて、つい先日、Ver.6からVer.7に乗り換えたのですが、追随するモザイクとフレーム補完(スローモーションを滑らかにする)機能が新たに追加されて気に入っています。
追随するモザイクやぼかしはVideoStudioでもできるんですけれど、拡大縮小する被写体へのモザイクが苦手なんですよね~。あとVideoStudioは重大なバグがあって、そのバグが起こると保存したものも含め、モザイクが全部消去されてしまうんですよね。これは最新のバージョンのVideoStudioでも修正されていないので何とかならないものか、かといって追随するモザイクができるのはVideoStudioだけだし…と思っていたのですが、TMPGEncでも出来るようになってこれからはぼかしやモザイクはTMPGEncでやろうかな。と思っています。

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最終更新日 2019-05-02 08:13:47

 

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投稿日:2019-05-02 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

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