AVCHDとは
Last update 2008/09/29 20:02
当サイトでは過去に、いろいろなDVDにハイビジョンビデオカメラで撮影した映像を残す方法を紹介してきました。
が、今回究極(?)ともいえる方法が見つかったので紹介したいと思います。
とは言っても特別な方法ではなく、最近主流になっているAVCHD方式で記録する方法です。
単にDVD-Rにハイビジョン画質のまま保存できるだけでなく、ハイビジョン画質のまま一時間の映像をDVDに記録することができます。
結構これが高画質。w
いや~、VideoStudio 12 Plus買ってよかった。w
AVCHDとは
現在販売されているハイビジョンビデオカメラの記録方式は、大きく分けて「MiniDVテープに記録するHDV」タイプと、「HDDやSDカード、ブルーレイ等々に記録するAVCHD」タイプになります。
最新のビデオカメラは、ほとんどがAVCHD方式を採用しており、ほぼ実質的にハイビジョンビデオカメラの標準方式になったといえると思います。
で、AVCHD方式とHDV方式でどう違うかというと、簡単にいってしまえば映像の圧縮方式がまず違います。
HDVでは、MPEG2を使用して圧縮しますが、AVCHDでは、H.264を使用して圧縮します。
AVCHD - Wikipedia
AVCHDは松下電器産業(パナソニック)とソニーが基本仕様を策定したハイビジョン動画記録フォーマットであり、8センチDVDの記録容量でも十分な高画質の動画が撮影できるよう、映像には高効率符号化が可能なH.264/MPEG-4 AVC方式を採用、音声にはドルビーデジタル(AC-3)方式(LPCM:オプション)を採用、多重化にMPEG2-TSを採用したものである。
またハイビジョン以外に従来の標準方式である480/60iもサポートしている。
AVCHDでは従来のHDV規格などのように1つの記録メディア向けの規格ではなく、ファイルシステムを介して、複数の記録メディアをサポートできるように設計されている。システムビットレートは最大で24Mbps、DVDに記録する場合は18Mbpsまでになっている。
パナソニックからは放送向けにフレーム単位での編集性を確保したAVC Intraというフォーマットも発表され製品が発売されているが、AVCHD規格とは無関係である。
このH.264なんですけれど、今まではあまり普及していないこともあり、パソコンで扱えるソフトがあまりありませんでしたが、ここへ来てVideoStudioも対応。
私はVideoStudio10を持っていたんですけれど、ブルーレイディスクドライブを購入したのをきっかけに、ブルーレイディスクに保存ができるVideoStudio 12 Plusを購入してしまいました。※ VideoStudio10はブルーレイに未対応
また、その他の違いとして、HDVでは1440×1080が限度でしたが、AVCHDは1920×1080のフルハイビジョンに対応。
さらにHDVでは記録メディアがMiniDVテープだけなのに対して、AVCHDではDVD-Rや、SDカード、HDD、ブルーレイディスク等々豊富なのも特徴です。
さらにAVCHDで保存すると、DVDビデオのようにメニュー画面を用意することもできます。
画質は
今までのハイビジョン画質をDVDに保存する方法は、DVD-Video方式やDVD-VRといったスタンダード方式でしたが、AVCHD方式の登場とともにハイビジョン画質のままDVD-Rに保存できるようになったわけですが、肝心の画像の方はどうでしょう。
先ほども言ったように、AVCHDはH.264という最新のコーデックを利用して映像を圧縮します。
このH.264は、MPEG2と同じレベルの画質を半分のサイズで保存できると言われています。
圧縮率が高いと言うことは、それだけ画像も劣化するわけで・・・
[ 参照 ] AVCHD と DVD-Video 画質比較
4.7GBのDVD-Rに、AVCHDとDVD-Videoの二つの規格で同じ映像を保存し、画質がどれだけ違うか比較してみました。
すごい高画質!
私もはじめは期待していなかったんですが・・・
これが再生してみると、ほぼ元の映像と変わらないレベル。
上の画像は、HDV方式のハイビジョンビデオカメラSONY HC3で撮影した映像と、その映像をVideoStudio 12 PlusでAVCHDでDVD-Rに焼いた映像との比較です。
ぱっとみた感じ、ほとんど差がないことがわかると思います。
今度は圧縮率が高いほどブロックノイズが出やすい花火の拡大映像です。
ここまで拡大して比べてみると、AVCHDの方が微妙にエッジにノイズがあるような感じを受けます。
が、実際の動いている映像を見てみると、ほぼ元の映像と変わりませんでした。
おそらく言われてみなければわからないでしょう。
同じようにブロックノイズが発生しやすい芝生の拡大です。
AVCHDの方でもほとんどノイズがでていないことがわかります。
H.264の実力
何度も何度も見比べてみたんですけれど、動いている映像ではほぼ元の映像と違わないレベルでした。
う~ん。これが、H.264の実力でしょうか。
上の画像は、DVD-RへAVCDHで保存した映像のプロパティです。
ごらんのようにH.264でエンコードされていることがわかります。
圧縮率
元の映像のファイル容量と、AVCDHでDVD-Rへ保存したファイル容量には違いがあるのでしょうか。
上の画像が元の映像のファイル容量とAVCHDでDVD-Rへ保存したファイルの容量です。
ごらんのようにファイルサイズはそれほど違っていないようです。
パソコンでAVCHDを扱うには
AVCHDやH.264は比較的新しい技術のため、扱うソフトがインストールされていないと再生することができません。
AVCHDを再生することができるソフト
PowerDVD 8
PowerDVDは、AVCHDに対応しているのでDVDにAVCHDで保存した映像を再生することができます。
さらに、ビデオカードが動画再生支援機能を搭載している場合、この機能を有効にするとすんごいなめらかになります。
AVCHDを編集・保存できるソフト
VideoStudio 12 Plus
最近購入したVideoStudio 12 PlusがAVCHDに対応しています。
あるといいもの
動画再生支援機能付きビデオカード
ビデオカードの箱には、動画再生支援がついているかどうかあまり記述されていません。が、最近発売されたビデオカードは、ほぼ動画再生支援機能を搭載しています。
で、動画再生支援機能は、すべての動画に有効ではなく(私が確認したところ)MPEG2とH.264(もちろんH.264でエンコードされたAVCHDも)で有効になるようです。
そのため、動画再生支援機能を有効にしてやると、めちゃめちゃなめらかで高画質なAVCHD映像を官能できるはずです。
ほんとこのヌルヌル感はすごいw
ブルーレイディスクドライブ
ブルーレイディスクドライブであれば、AVCHDで焼いたDVD、Blu-Rayディスクを読み込むことができます。
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Yahoo!ブックマークに登録 2008/09/29 20:02 | | |