無圧縮とWMVで圧縮した場合の比較
Last update 2007/04/20 18:49
色々な動画を撮影して友人達に見せているのですが、何しろハイビジョンレベルになるとファイルサイズが大きくなるのが難点で・・・。
たった9秒の映像が33MBほどに・・・。
保存するにも、20分程度の映像でDVD-R1枚をまるまる使ってしまうので、いくらHDDがあっても足りない状態。
おそらく、このハイビジョン画質を余裕を持って残しておけるためには、次世代DVDと呼ばれているHD DVDやブルーレイディスクのさらに次のメディアが登場するまで待たなくてはならないかもしれません。
あぁ、いつのことやら・・・。
さて、友人に見せるためにDVDに焼いて郵便等で送るわけにもいかず、どうにかこうにか画質をあまり落とさずに圧縮して送ったりしているんですけれど、どうしても圧縮すると画質が劣化してしまう。
これに関しては、保存形式による比較でも書きましたが、今回はジンジャエールのアップ映像で比較してみました。
マクロ撮影での比較
友人にこのジンジャエールをハイビジョンで撮影した映像を見せたら一様に、「すごい!」との声が。
単にジンジャエールのアップ映像ですが、まるでCMを見ているかのような美麗さ。
ところが、圧縮した方はきれいはきれいなんですけれど、元の映像(圧縮する前の映像)と比較すると何かが違う。
パッと見た感じ、特別差がないような気がしますが何かが違う・・・。
うーん。なんだろう。
無圧縮の方は、キラキラ感というか・・・新鮮味というか鮮やかさが違う。
この違いはなんなのか検証してみました。
静止画で比べてみる
圧縮の仕方ですが、私はVideoStudio10を使っています。
編集してそのまま色々なファイル形式で出力することが出来ます。
今回使用したのが、無圧縮でもある「NTSC DV」と、マイクロソフトがフリーで配布している映像圧縮用コーデックWMV(Windows Media Video)「WMV HD NTSC 1440x1080」です。
一応、この中では無圧縮を除けば最も高画質なんじゃないかな・・・と。
左の画像は、WMV HD NTSC 1440x1080で圧縮した映像の静止画です。
クリックすると拡大表示されます。
いっけんすると、非常にきれいに見えますね。
ファイルサイズは、無圧縮が33MBほどなのに対し、20MBまで圧縮することが出来ました。
この程度の画質の劣化なら十分のような気がします。
左の画像ガム圧縮でもあるNTSC DVで出力したものです。
上のWMVと比べてそう違わないように見えますね。
ただ、若干こちらの方がくっきりかな・・・程度の差のような気も。
ところが、実際に動いている映像を見ると、鮮やかさが違うんですよね~。
なんなんだろう、この違い・・・。
左の画像は、それぞれの画像を拡大して比較してみたところです。
クリックして拡大表示するとよくわかるのですが、無圧縮の方はカクカクしたモザイク模様。
それに対してWMVの方は、縁がぼんやりしていますね。
こんな感じです。
そう、このモザイクのようなカクカクした画質こそが鮮やかさの原因なのです。
拡大してみるとWMVの方がきれいに見えますが、実際に動いている所を見るとキチッとした鮮やかさがあるのは、無圧縮の方なのです。
|
2007/04/20 18:49 | | |