夜間室内での比較
      Last update 2007/04/16 23:23           
          
ハイビジョンビデオカメラは、単に高画質なだけではなく光量が足りない薄暗い室内でも威力を発揮するようです。 
いや、むしろ室内こそ威力を発揮するのがハイビジョン画質ではないでしょうか。 
今回は、夜間の室内においての画質の比較をしてみます。 
使用ビデオカメラ
使用したビデオカメラは、ハイビジョンの方がSONYのハンディカムHDR-HC1。 
スタンダード画質の方がCANONのDM-FV300。 
各カメラの仕様は、公式サイトを参考にしてください。 
・HDR-HC1 
・DM-FV300 
夜間の室内
スタンダード画質
 左の画像は、スタンダード画質のビデオカメラCANONのDM-FV300で撮影したものです。 
クリックすると拡大表示されます。 
ビデオカメラでなくても、フイルムカメラ、デジタルカメラでもそうなんですけれど、基本的に暗いシーンを撮影するとノイズが一気に増えます。 
この左の画像でも、ノイズが目立ちざらついた感じになっていますね。 
また、発色もあまりよくなく、なんだかモノトーンのようなイメージを受けます。 
ホワイトバランス自体は、割といいかもしれませんね。 
今回は、40Wの蛍光灯と60Wの電球の元で撮影したので、多少暗めの室内のイメージで撮影しました。 
お誕生日会やクリスマスといったイベントを室内で撮影する場合、スタンダード画質だとこんな感じに写ってしまいます。 
ハイビジョン
 左の画像は、ハイビジョンビデオカメラSONYのハンディカムHDR-HC1で撮影したものです。 
拡大してもかなりくっきりとした画像だとわかると思います。 
これがハイビジョンの威力です。 
ただし、ホワイトバランスはあまり適切でなく、実はこれ、ホワイトバランスを屋外モードで撮影しました。 
屋内モードだとブルーがかった仕上がりになってしまいました・・・。 
スタンダード画質 その2
 左の画像は、同じ場所から別の方向を撮影したものです。 
条件は同じで、スタンダード画質のものです。 
ノイズもそうですが、全体的にやはりモノトーンというか・・・。 
あまり記念日に撮影したくないような画質ですね・・・。 
ハイビジョン画質 その2
 左の画像は、ハイビジョン画質で撮影したものです。 
どうでしょう。画像をクリックすると拡大されるので、じっくり比較してみてください。 
まるで映画のワンシーンや、ちょっと高価なデジタルカメラで撮影したような画質ですね。 
色合いも雰囲気もでていますし、何気ない見慣れた廊下がすごくおしゃれに見えます。(笑) 
うーん。すごい。 
拡大して比較
 左の画像は、最初の比較画像を拡大して並べてみました。 
左がCANONのDM-FV300で、右がSONYのハンディカムHDR-HC1になります。 
こうしてみると、ハイビジョンは単にくっきりとした映像だけではなく、色の表現が多彩ですね。 
友人達に聞いてみたところ、子供が出来たときには欲しい。ということを言っていました。 
おそらくそうなると、撮影する機会が多くなるのは室内でしょう。 
風景撮影はいつでも出来ますが、子供の撮影やイベントの撮影は、そうなかなか巡り会えるきっかけはありません。 
出来ればハイビジョンで残しておく方がいいかと。 
室内で威力を発揮するハイビジョン
ハイビジョンは単に高画質ではなく、今回の結果で光が足りないようなシチュエーションで最も効果を発揮することがわかりました。 
おそらく今回の条件でデジタルカメラで静止画を撮影した場合、スタンドを使わないとぶれてしまうでしょう。 
ところが、ハイビジョンビデオカメラであれば、スタンドを使わずにこれほどきれいな画像を得ることができると言うことがわかりました。 
今後、有効画素数もあがっていくでしょうし、ホワイトバランスも細かく設定できるようになれば、デジタルカメラは必要なくなってしまうかもしれません。 
  
      
      
      
  
       
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