ブルーレイレコーダー(BDAV)で録画した番組はPCで見れるか

ブルーレイレコーダーで録画した地デジ番組は、パソコンで見ることができるのでしょうか?実際に試してみました。

home HOME about About this site Mail Mail

ブルーレイレコーダー(BDAV)で録画した番組はPCで見れるか

Last update 2020-12-15 11:16

twitter Facebook はてブ LINE pocet

 

ブルーレイレコーダーで録画した地デジの番組は、パソコンなどで見ることができるのでしょうか?
実際に録画したBD-Rをパソコンに挿入して確認してみました。

Sponsored Link

 

目次

BDAVとは

ブルーレイレコーダーで録画した番組をBD-Rなどのディスクにダビングすると、「BDAV(Blu-ray Disk Audio/Video)」というフォーマットで記録されます。
これに対し、市販の映画などのブルーレイは「BDMV」というフォーマットが使用されています。
主な違いとして・・・

BDAV と BDMVの違い

BDAVが地デジなどの録画向きなのに対し(データ放送なども記録できる)、BDMVはメニュー画面(再生させるときに表示される音声選択とかチャプター選択画面などがあるやつ)があります。
また、BDAVは「追記」が可能です。

BDAVのフォルダ構成

BDAVのフォルダ構成「BDAV」の方のフォルダ構成はこんな感じ。トップに「AACS」と「BDAV」の2つのフォルダが有り、「BDAV」の中には、「CLIPINF」「PLAYLIST」「STREAM」が収められています。
映像は「STREAM」の中に保存されています。

STREAMの中身「STREAM」の中身はこのように「m2ts」ファイル形式の動画が番組ごとに保存されています。

BDMVのフォルダ構成

BDMVのフォルダ構成対して「BDMV」ではこのような構成になっています。
「CERTIFICATE」というフォルダがありますね。

BDMVの中身映像は「BDMV」内の「STREAM」に収められています。
「BDAV」と違いかなりフォルダがたくさんあることがわかります。

ブルーレイレコーダーで録画した番組はPCで再生できる?

パソコンで録画したブルーレイを再生できたブルーレイレコーダーで録画し、BD-Rへダビングした番組をPCでも見られるかな?と試したところ、ばっちり再生できました!

ただし、いくつか条件があります。

パソコンでBD-AVを再生するには

ブルーレイレコーダーで記録したBD-Rは、BD-AVと呼ばれるDVD-VRに相当する規格で保存されます。
このBD-AVをパソコンで再生させるには、

ブルーレイディスクドライブが必要

パソコンのブルーレイドライブ当たり前ですがブルーレイディスクドライブが必要です。
この場合内蔵式でも、USB外付けでもどちらでもかまいません。

ブルーレイドライブが搭載されているか確認するには

PCにブルーレイドライブを搭載しているか確認する方法自分が使っているパソコンにブルーレイドライブが搭載されているか確認する方法は、エクスプローラーを開き、左側の「PC」を展開。

右側に「BD-RE」もしくは「BD-ROM」「BD-R」と表示されているドライブがあれば、そのパソコンはブルーレイドライブが搭載されています。
特に「BD-RE」や「BD-R」であれば、BD-Rなどにデータを書き込むこともできるドライブになります。

外付けBDドライブ

外付けのブルーレイドライブ最近の薄くて軽量なノートパソコンはDVDドライブすら搭載されていない製品が多いです。
その場合は、外付けのディスクドライブを購入してもいいでしょう。
書き込みもできる外付けのブルーレイドライブは、昔は数万円しましたが、今では1万円以下で販売されています。

また、こうした外付けのブルーレイドライブは、再生ソフトも付属してくるので、ソフトをいちいち購入しなくてもいいという利点があります。

再生ソフト

PowerDVDPowerDVDのようなブルーレイを再生させるアプリケーション(ソフト)が必要です。
バージョンによっては再生出来ないこともあるので、最新式のものを用意すると良いと思います。

CyberLink PowerDVD基本的にはそのパソコンにブルーレイドライブが搭載されていれば、ブルーレイ再生ソフトも搭載されている可能性が高いです。
スタートボタンをクリックし、「CyberLink PowerDVD」というようなソフトがインストールされていないか確認してくだださい。

最新のCPU

最新のCPU必須ってわけではありませんが、最新のCPU、最低でもCore i3程度のCPUでないと、再生出来たとしても音声だけしか流れてこなかったり、カクカクした映像になってしまいます。
とくに4K画質の映像は、CPUパワーを必要とする場合が多いので、なめらかな動画を再生させたい場合は、最新のパソコンに買い替えたほうがいいかもしれません。

画像は最新のIntelのCPU、Core
i5

2011年1月に発売された新型CPUのSandy Bridgeは、動画再生や動画エンコード機能を強化したCPUなので、ブルーレイもハイビジョン映像も余裕で再生させることができます。
Core 2 DuoやPentiumや、Celeronといった旧式のCPUを搭載したパソコンの場合(3年移譲前のパソコン)でブルーレイを再生させるのは少々厳しいかもしれません。

CPUが1世代前の製品でも、ビデオカードに動画再生支援機能がついていれば、スムーズにハイビジョン映像を再生することができます。
逆に言えば、CPUが最新でもビデオカードに動画再生支援機能がついていないと、滑らかな映像にならなかったりします。

HDCP

HDMI端子モニターと一体型のノートパソコンは別ですが、ディスクトップパソコンの場合、パソコン本体とモニターの接続に使用されるケーブルはまちまち。
ブルーレイでは強力なコピーガードが設置されているので、HDCPに対応したモニターとPCでないと、ブルーレイは再生できません。

サイドの音声入力端子・D5端子・HDMI端子HDCPとは、送受信を暗号化し映像等が不正にコピーされるのを防ぐ著作権保護技術の一つ。

なお、最新のパソコンやビデオカード、モニターはほぼHDCPに対応しています。

上の画像は、先日購入した23インチの3D対応液晶パソコンモニター。
パソコン用のモニターにはHDMIのような最新の端子だけでなく、D端子や古いパソコン用の端子も搭載されています。
この内、HDCPに対応しているのはHDMIやD端子になります。

と、いうわけでブルーレイレコーダーで録画したテレビ番組は、ちゃんとパソコンでも再生出来るのでご安心を。

BD-AVの中身

では、ブルーレイレコーダーで記録したBD-Rの中身はどうなっているのでしょうか。
エクスプローラーで見てみると・・・

ボリューム名

パソコンのドライブにセットしたところまず、SONYのBDZ-L55で記録した地デジをダビングしたBD-Rには、画像のように「SONY_BD_RECORDER
_VOLUME
」というボリューム名がついていました。

チャプター

移動でチャプター移動できるブルーレイレコーダーで録画し、BD-Rにダビングしたディスクをパソコンで再生する場合、メニュー画面はありませんがチャプターの選択はできます。
1つ1つが番組ごとに分かれていて、さらにチャプターごとに別れます。
ブルーレイレコーダーでは、CMのはじめと終わりに自動でチャプターが挿入されるので、CMごとダビングしてもチャプターで飛ばすことも出来ます。

BDAVをリッピング

基本的には、ブルーレイレコーダーで録画したブルーレイディスクの番組は、パソコンにコピー(リッピング)することはできません。
(コピーできても、うまく再生出来ません)

リッピングした動画はTMPGEnc等で編集できるリッピングしたBDAVは、TMPGEnc Video Mastering Works 5で不要な部分をカットしたり、動画と動画をつなぎあわせたり、字幕やテロップを入れることができます。

関連ページ

最終更新日 2020-12-15 11:16

 

twitter Facebook はてブ LINE pocet

Sponsord Link

 

投稿日:2009-04-03 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

カテゴリー

同じカテゴリーの記事