望遠ズーム
Last update 2016/09/23 12:50
デジカメとビデオカメラの違いでも書きましたが、ハイビジョンビデオカメラは単にハイビジョン画質の映像を記録出来るだけにとどまりません。
デジタルカメラとしても全く引けをとらない画像を提供してくれます。
動画も撮れて、デジカメに引けをとらない写真を撮れるとなると、デジカメを買うよりちょっと金額を付け足して、ハイビジョンビデオカメラを購入するというパターンも視野に入れた方がいいかもしれません。 Sponsored Link
とはいえ、金額も金額なので、そう踏み込めるものでもありません。
ズームについて
そこで、様々なサンプル画像や映像を比較して、購入の参考になるように当サイトで紹介したいと思います。
今回は、デジタルカメラに引けをとらないどころか、デジタルカメラ以上の性能を有するであろうズーム機能に関してです。
ここでは、私の所有している一眼レフデジタルカメラD70と、ハイビジョンビデオカメラSony HDR-HC3、そしておまけとしてスタンダード画質のビデオカメラCanon FV300のズーム画像を比較してみました。
Nikon D70 50mm
一眼レフカメラの最大のポイントは、なんといってもレンズを交換出来ることです。
これによって様々なシーンや要望に応じた撮影を、本体を買い換えることなく実現出来ます。
また、同じメーカーのレンズであれば、たいてい他のカメラにも取り付けることができます。
とはいえ、その分よけいに費用もかかってしまいますし、中には本体の価格を遙かに超えるレンズも・・・。
また、交換するわずらしさも背負わなくてはなりませんが・・・。
左の画像は、私が所有する一眼レフデジタルカメラNikon D70に50mmを取り付けて撮影したものです。
デジタルカメラ、特に一眼レフの世界では、ズームというような表現ではなく焦点距離という言い方をします。
今回の50mmというのも、焦点距離50mmのレンズ。という意味になります。
この数値が大きければ大きい程、ズームアップして撮影することができます。
Nikon D70 135mm
左の画像は、同じNikon D70に135mmのレンズをつけたものです。
先ほどの50mmに比べだいぶズームされていますね。
Sony HDR-HC3
左の画像は、今回の主役ハイビジョンビデオカメラSony HDR-HC3の静止画撮影モードで撮影したもので、ズーム無しの最も広角に写っている状態です。
ハイビジョンの場合、16:9の比率なのですが、静止画撮影モードの場合このように正方形に近い画像が撮影されます。
つまり、実際にはハイビジョンの撮影はこの比率の映像から不要な部分を削除しているって事ですね。
おそらく撮像素子(光をとりこむ部分。人間の目でいう網膜)が、この比率なんだと思います。
左の画像は、ズームアップした状態です。
先ほどのNikon D70に135mmをつけたものよりズームしていますね。
Sony HDR-HC3のズームは、光学式10倍となっています。
ズームには、光学式とデジタル式がありますが、デジタルズームは単に取りこんだ映像をデジタルで拡大しただけなので、光学式のズームの方がずっと高画質です。
デジタルズームの場合は、物体の縁も拡大されるのでギザギザに、そしてノイズも拡大されるので荒い画像になります。
下の画像をクリックすると、実際の映像を見ることが出来ます。
Canon FV300
おまけとしてスタンダード画質のビデオカメラCanon FV300のズームも紹介しておきます。
FV300は、光学18倍のズームを備えています。
左の画像は、ズームを最小にした状態です。
どんどんズームしていって・・・
ここまでズームすることができますが、こうなると何が写っているのかわからない・・・。
FV300は、デジタルズームとしてさらに360倍というとんでもないズームが可能ですが、先ほども書いたようにデジタルズームは単にデジタルで拡大しているだけなので、この画像のようにモザイク映像のようになってしまっています。
上の画像をクリックすると実際の映像を見ることが出来ますが、先ほどのハイビジョンに比べ画質の差が歴然としていますね。
最近、デジタルカメラもビデオカメラも、他社との差別化を図るために、ズームの倍率を強調表示していますが、今回のサンプルでもわかるように、いくらズーム倍率が高くてもなんの意味も持たないことがわかったと思います。
逆に、ハイビジョンビデオカメラで撮影した画像は、一眼レフカメラにはかなわないものの、コンパクトデジタルカメラとほぼ変わらないレベルの画質ですね。
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2016/09/23 12:50 | | |