3D用語解説
Last update 2011/06/18 22:57
3Dをパソコンやテレビで楽しむには、色々な用語に対する知識が必要になってくるので、調べてまとめてみました。
モニターによる違い
倍速表示
3D対応のモニター・テレビとそうでないモニター・テレビの違いの一つが、倍速表示。
液晶モニターは1秒間に60フレームで画面を書き換えているんですけれど、3D表示の場合で、フレームシーケンシャル方式を採用したモニターは、倍速表示、もしくはそれ以上の高速で画面を書き換える必要があるため、倍速表示のモニターが必要になってきます。
ただし、東芝のREGZA 26ZP2のように、偏光フィルター方式を採用したモニターの中には、倍速でないものもあるみたいです。
HDMI 1.4a
HDMIとは、ハイビジョン時代に登場したデジタル接続の規格の1つなんですけれど、デジタルなだけあってUSBのようにバージョンがあります。
で、あとで紹介するフレームパッキング方式を採用している3D Blu-rayのような大容量データをやり取りする場合は、バージョンが1.4a以降のものでないと対応しきれないそうで、3Dのブルーレイを立体表示させたい時は、HDMI 1.4a以降のケーブル、そして端子を搭載していないと見ることが出来ないようです。
ただし、パソコンで3Dを見る場合で、3D Visionを使用した場合は、関係ないみたいですけれど。
表示方式
主にテレビ、モニター側の用語
アナグリフ方式は、もっとも古くからある3D表示技術。
右目と左目にそれぞれ赤と青のフィルムを張ったメガネをかけて見る方式。
私が子供のころ(35年ぐらい前!)からありました。
YouTubeでもこの方式は採用していて、3DビデオカメラSONY HDR-TD10で撮影した映像をYouTubeでアップロードすると、3Dパソコンや3D対応テレビが無くても見られます。
が・・・・
基本的に白黒映像なので、あくまでも立体に見える。レベル。
液晶テレビなどは、実際には1秒間に60回ほど点滅しながら、映像を表示しています。
専門的には毎秒約60フレームなんて言い方をするんですけれど、これを120フレームにあげて、右目の映像と左目の映像を交互に表示させる事によって、専用のメガネ(右目の映像が表示された時は、左目を隠す)越しに見ると立体に見える仕組みです。
次に紹介する偏光3Dメガネ方式とともに3Dパソコン、3Dテレビで最も一般的な3D表示方式です。
偏光3Dメガネ方式と比べたメリットは
- モニターを安く作くれる
- 解像度が落ちない
- 視野角が広い
があげられます。
モニターが安く作れるのは、モニター自体に加工(フィルターを貼ったりレンズを貼ったり)が必要が無いため、既存の製造ラインをそのまま利用できるためです。
それと、偏光3Dメガネ方式や裸眼3Dは同時に右目と左目を1つの画面に表示させなくてはなりませんが、フレームシーケンシャル方式では交互に表示させるため、右目用、左目用で画面の全てを使用する事が出来るため、フルハイビジョンでの表示が可能です。
実際に見た感じとしては、偏光3Dメガネ方式にくらべて解像度が落ちないので、3D感はこちらの方が上。という感じでした。
本格的な3Dを楽しみたいのであれば、フレームシーケンシャル方式の方がいいかもしれませんね。
また、視野角が広いので、部屋のどこへいても、また寝転んでも立体に見えるのはメリットでしょう。
逆にデメリットとしては、交互に表示され、その間反対側の目は閉じた状態になるので、暗く見えることです。
また、専用のメガネはバッテリーが必要になり、重量もそれなりの重さになってしまう事。
一人で3Dテレビを楽しむ分にはいいんですけれど、2人以上の場合は追加でメガネの購入が必要になってきます。
また、3Dテレビではメガネが別売になっている場合もあるので、3Dを楽しむには追加投資が必要になってしまう事も。
メーカーごとに専用メガネが必要になってしまうのもデメリット。
それ以外にも、交互に表示するため、ちらつきが発生してしまいます。
モニター側に
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Yahoo!ブックマークに登録 2011/06/18 22:57 | | |