HDR-TD10とEverio GS-TD1 3Dハイビジョンビデオカメラの比較
Last update 2011/11/21 22:31
現在発売されている3D撮影可能なハイビジョンビデオカメラは、ソニーの HDR-TD10とビクターの Everio GS-TD1の2品になります。
実際には他にもあるんですけれど、本格的な3D撮影が出来、一般家庭用となるとほぼこの2つのビデオカメラになってしまいます。
本来は、もうちょっと3Dブームになるかと思ってたんですけれど、ちょっとブームも一段落して、メーカー側も様子見という感じなんでしょうか。
さて、先日、この2つの3Dビデオカメラを大型電気店で触れることが出来たので、この2機種の違いについて、色々調べたことを記してみたいと思います。
液晶モニターが違いすぎる!
Everio GS-TD1
はじめ触れた機種はビクターの Everio GS-TD1だったんですけれど、付属の液晶も裸眼で3D表示可能なんですけれど、ものすごく解像度が低くなってしまって、すごい見にくい!!
ちょっとでも液晶画面の角度を変えてしまうと、全く3Dには見えないし、ピント合わせどころか裸眼3D表示は、全く使えない・・・。
液晶は3D表示と2D表示を切り替えることが出来るんですけれど、3D表示はおまけのおまけ、ほとんど使い物にならないと思っていた方がいいかも。
HDR-TD10
グラスレス3Dと言っても、こんなもんか~。と思いつつ、続いてSONYのHDR-TD10をいじってみると…
めちゃめちゃ3Dがリアル!!
解像度も高く、ほんとに立体感がある。
感覚的に言うと、シャープの3Dスマートフォンみたいな感じ。
ただ、撮影時はピント合わせの方が大事なので、3Dモードで撮影用として使うにはどちらも難があるかも。
それでもSONYのHDR-TD10の方が液晶もきれいなので、個人的にはこちらの方がお勧め。
価格
大型電気店ではいまだにどちらの機種も10万円以上していましたが、インターネット上では、すでに8万円代のお店が登場しているみたいです。
ただ、ちょっとマニアックな製品ってこともあって、値段の下がり方は普通のハイビジョンビデオカメラより鈍いかも。
その他の気がついたこと
- どちらも大きさは普通のハイビジョンビデオカメラよりふた周りぐらい大きい。ただ、重さは意外に軽い。
- 現在、どちらの製品もパソコンに取り込んで3Dビデオのまま編集できるらしい。
- 3D編集できるソフトは、
PowerDirector10。
テロップや字幕、3Dでのブルーレイへの保存、3D YouTubeへのアップロードも対応。
- SONY HDR-TD10に付属の動画編集ソフトPMBも、ブルーレイに3Dで保存できるらしい?
- 3Dテレビや、1.4HDMIを搭載した3D液晶モニター(三菱の
RDT233WX-3Dとか)に1.4HDMI対応のケーブルを使って直接つなげば、3Dに見える。
- SONY HDR-TD10は、手ぶれ補正が光学式なので、より手ぶれ補正がきくかも!?
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