YouTubeで高画質のままアップロードするには
Last update 2010/02/03 15:02
YouTubeを高画質で表示させる方法 を以前紹介しましたが、今回はYouTubeに高画質(ハイビジョン画質)のままアップロードする方法を紹介します。
※ 注 この記事は2009年4月に作成されたものです。最新の高画質でアップロードする方法は、YouTubeにハイビジョン画質でアップロードするには を参考に
すべての動画が高画質に表示させることができるのではなく、ある一定の条件がそろった動画しか高画質に表示させることはできません。
今回紹介する方法を使えば、ほぼ確実にYouTubeで高画質のまま公開出来ます。
使用するソフト
ハイビジョンビデオカメラで撮影した映像は、VideoStudio12Plusのようなビデオ編集ソフトで編集とエンコード(圧縮)が可能なんですけれど、VideoStudioでは細かいエンコード設定ができません。
そこで TMPGEnc4.0Xpress を使用します。
参照
TMPGEnc
TMPGEncは、映像を圧縮したり、映像の不要な部分を削除したりすることができるソフトで、VideoStudioのようなテロップをいれたり、シーンとシーンの間にフィルターをいれたり、ビデオカメラから取り込んだりすることはできませんが、映像の大きさ(横幅・縦幅や縦横比も)を変更出来るエンコードに特化したソフトで、YouTubeをはじめ動画共有サイトにアップロードする場合は、必須なソフトです。
おそらく動画関連のソフトでは、最も有名なソフトでしょう。
それ以外にも、DVD-Videoを圧縮したりもできます。
TMPGEncを使って高画質に圧縮
YouTubeで高画質のままにさせる条件
YouTubeで高画質のままアップロードするには、いくつかの条件をクリアしないといけません。
以下は、私の憶測ですが、この条件に当てはまっていればハイビジョン画質のままアップロードできるようです。
1280x720以上の解像度であること
DVD-Videoの解像度は、720x480なのでもっと高解像度であることが必要です。
最もハイビジョンビデオカメラで撮影した映像は、1440x1080か1920x1080のため(一部、1280x720の製品もありますが)、ハイビジョンビデオカメラで撮影したのもであれば、この条件はほとんどクリア出来るはずです。
適切な映像ビットレートであること
映像ビットレートが大きければ大きいほど高画質になります。
ただし、映像ビットレートが高いほど、ファイルのサイズが大きくなります。
MiniDVテープに記録するハイビジョンビデオカメラの映像は、映像ビットレートが25Mbpsになります。
また、HDDやSDカードに記録するハイビジョンビデオカメラの場合、モードにもよりますがだいたい12~15Mbpsになります。
ちなみにDVD-Videoは、最高で9.8Mbpsです。
パソコンに取り込んだままの映像をアップロードすれば、最も映像ビットレートが高い状態でアップロード出来るんですけれど、実際には10分ぐらいの映像でも2Gバイトという巨大なファイルになってしまいます。
あまりファイルサイズが大きくても、アップロードに大変時間がかかりますし、アップロードに失敗する確率も高くなります。
アップロードされた映像は、YouTube側で自動的にビットレートが変換されます。
なのであまり高ビットレートでアップロードしても意味がありません。
適切なのは、3000~6000Mbps程度でしょう。
VideoStudioでは、ビットレートを細かく指定するのは難しいのですが、TMPGEncを使えば簡単に変換することができます。
WMVかH.264でエンコード
YouTubeのヘルプには、MPEG4 (Divx、Xvid) 形式でアップロード することが推奨となっていますが、こうした一世代前のコーデックは初心者には敷居が高くおすすめ出来ません。
WMVやH.264といった新世代のコーデックの方が画質もよく、他にインストールや設定も不要なのでおすすめです。
TMPGEnc4.0XPressをインストールすれば、H.264を使用出来るようになります。
ヘルプには、MPEG2でも可能と書かれていますが、MPEG2だと、高画質化されなかった事が多かったので、WMVかH.264でエンコードする方がよいと思います。
エンコードの仕方は後述します。
10分以内であること
高画質と関係ありませんが、YouTubeにアップロード出来る映像は、10分以内と決められています。
他にもいくつかあるのですが、重要なことは以上でしょう。
詳しくは、動画のアップロードを最適化する も参考にしてください。
TMPGEncで高画質動画を作成する
では、さっそくTMPGEnc4.0を使って高画質な動画を作成する方法を紹介します。
映像を取り込む
まずはハイビジョンビデオカメラから撮影した映像をコピーする必要があります。
コピーする方法は、HDVタイプのカメラとAVCHDのカメラで違うのですが、
HDVタイプの場合は、 VideoStudio12Plus のようなソフトが必要です。
※上の画像は、VideoStudio12Plusを使った取り込み方法です
AVCHD形式の場合は、SDカードをパソコンに差し込むか、USBケーブルを用いてパソコンとカメラをつないで取り込みます。
取り込み方法は、各ビデオカメラの説明書をご覧ください。
次に、TMPGEnc4.0を起動させます。
起動したら、「入力設定 」という部分をクリックします。
パソコンに取り込んだ映像をエクスプローラーで表示させ、TMPGEncの画面にドラッグ・アンド・ドロップします。
上のような画面になります。
不要な部分を削除する場合は、「カット編集 」をクリックします。
このままアップロードする場合は、「OK 」をクリックします。
YouTubeにアップロード出来る動画は、10分以内といけられているので、長い場合は「カット編集 」します。
「カット編集 」をクリックすると上のような画面になります。
残したいシーンの開始部分を左下の■ で囲まれた部分のボタンで指定し、終了部分を右下の■ で指定します。
また、この二つのボタンはカットする部分を指定する場合も用いられます。
二つのボタンで不要な部分の開始と終了を指定したあと、真ん中のはさみのボタンをクリックすると、指定した部分が削除されます。
編集ができたら「出力設定 」をクリックします。
コーデックを選択します。
「Windows Media ファイルの映像形式 」か「MPGE-4ファイル出力 」を選択します。
Windows Media ファイルの映像形式を選択すると、「WMV 」というコーデックが使用され、MPGE-4ファイル出力を選択すると「H.264 」というコーデックが使用されます。
どちらでもかまいませんが、WMVの方がはやく作成出来るようです。
ここでは「Windows Media ファイルの映像形式 」を選択して話を進めます。
コーデックの設定画面になります。
上は「WMV(Windows Media ファイルの映像形式) 」を選択した場合です。
ここで重要なのは「サイズ 」と「ビットレート 」です。
サイズは、1280ピクセル以上になっていることを確認してください。
ハイビジョンビデオカメラから取り込んだ映像は、1440x1080か1920x1080になっているはずです。
もし、この値が720x480のようなスタンダード画質の数値になっていたら、1440x1080か1920x1080に変更してください。
ビットレートは、画質の良さを決定する数値です。
デフォルトで1000になっています。
この値を大きくすると、高画質になるのですがファイルサイズも大きくなります。
なるべく100MB以内のファイルサイズになるように設定してください。
だいたい3000~6000程度で充分です。
右下に作成されるファイルサイズの目安が表示されます。
これを参考にビットレートを選んでもいいでしょう。
「エンコード 」をクリックし、作成されるファイルの場所を指定し、左下のボタンをクリックするとエンコードがはじまります。
Core2DuoのCPUを使った最新のパソコンであれば、10分程度の動画であれば5~15分で変換が終了します。
エンコード中は、上の画像のように進行状況と、終了する残り時間が表示されます。
YouTubeにアップロードする
作成されたファイルをYouTubeにアップロードすれば、自動的に高画質用の映像が作成されます。
↑こちらはノーマルのスタンダード画質です。
↑こちらが高画質表示させたものです。
右下の「HD 」ボタンをクリックすると、高画質バージョンと切り替えることができます。