YouTubeで高画質のままアップロードするには

YouTubeに高画質のままアップロードするには、TMPGEncを使うのがおすすめです。ハイビジョン画質のままのアップロードも可能です。

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YouTubeで高画質のままアップロードするには

Last update 2012/08/11 18:31

 

 

 

YouTubeを高画質で表示させる方法を以前紹介しましたが、今回はYouTubeに高画質(ハイビジョン画質)のままアップロードする方法を紹介します。
なお、YouTubeにアップロードするには、googleアカウントを取得する必要があります。
googleアカウントの取得の仕方は、YouTubeアカウント作成方法を参考にしてください。
※ 注 この記事は2011年2月に更新しました。YouTubeにハイビジョン画質でアップロードするにはも、参考にしてください。

すべての動画が高画質に表示させることができるのではなく、ある一定の条件がそろった動画しか高画質に表示させることはできません。
今回紹介する方法を使えば、ほぼ確実にYouTubeで高画質のまま公開出来ます。

YouTubeへの動画のアップロード方法

YouTubeへの動画のアップロード方法を動画で作成してみました。
大きな画面で見るには、こちらをクリックしてください。
なお、iPhoneでYouTubeにアップロードするにはiPhoneで撮影した動画をYouTubeにアップロードするにはを。
スマホ(アンドロイド)上からアップロードするには、スマホ(アンドロイド)でYouTubeに動画をアップロードする方法を参考にしてください。
3D動画をアップロードする場合は、YouTubeに3D動画をアップロードするにはを参考に。

ログインをクリックYouTubeに動画をアップロードするにはgoogleアカウントが必要です。
googleアカウントの取得方法については、YouTubeアカウント作成方法を参考にしてください。

ユーザー名とパスワードを入力取得したIDとパスワードを入力し、ログインボタンをクリックしてYouTubeにログインします。

アップロードをクリック画面右上に「アップロード」という文字があるのでクリックしてください。

パソコンからファイルを選択をクリック「パソコンからファイルを選択」をクリックしてアップロードしたい動画を指定します。

動画ファイルをドラッグもしくはアップロードしたい動画ファイルを直接YouTubeのアップロードページの赤い矢印の部分にドラッグ・アンド・ドロップしてもアップロードできます。

タイトル・説明・タグ・カテゴリーを選択動画のアップロード進行状況と動画に関する説明の入力画面になります。
タイトル、説明、タグ、動画のジャンルなどを選択します。
タグは検索された時に検索結果に表示させるキーワードを入力します。
例えば「サトイモ」や「野菜」と入力しておけば、その単語で検索された時に表示される可能性があります。
プライバシー設定は、不特定多数の人に公開する「公開」、URLを知っている人だけしかみることができない「限定公開」、アップロードした人や特定のユーザしかみることができない「非公開」を選択できます。
学校の友達だけ再生させたい。とか、親戚だけ再生させたい場合は、限定公開を選んでURLをメールで知らせれば、メールに動画を添付しなくても知り合いだけ再生させることができるので、便利です。

詳細設定詳細設定をクリックすると、動画にコメントをしてもらえるようにするか、動画の評価を可能にするか、コメントの評価を可能にするか・・・などの設定もできます。

URLをクリックアップロードした動画のURLは、画面右側のタイトルの横に表示されています。
URLをクリックすると動画ページが開きます。

あとから変更もできるアップロードしたユーザーが動画ページを開くと編集ボタンや字幕を入れるボタンなどが表示されます。
なのでアップロードしたあとでもいつでも設定を変更することができます。

アップロードが失敗した場合アップロードはたまに失敗する場合があります。その場合は、このように「!」が表示されます。
アップロードが失敗する理由としては、「動画のエンコーダーが適切でなかった」「アップロードの途中でアップロードが停止された(インターネットが切断されたりパソコンの電源が落ちたり)」などがあげられます。
アップロードには時間がかかるので、誤ってアップロード中に電源を落としてしまわないようにしてください。

使用するソフト

ハイビジョンビデオカメラで撮影した映像は、VideoStudioのようなビデオ編集ソフトで編集とエンコード(圧縮)が可能なんですけれど、VideoStudioでは細かいエンコード(映像や音声の圧縮)設定ができません。
そこでTMPGEnc Video Mastering Works 5を使用します。
参照

TMPGEnc

TMPGEncは、映像を圧縮したり、映像の不要な部分を削除したりすることができるソフトで、映像の大きさ(横幅・縦幅や縦横比も)を変更出来るエンコードに特化したソフトで、YouTubeをはじめ動画共有サイトにアップロードする場合は、必須なソフトです。
おそらく動画関連のソフトでは、最も有名なソフトでしょう。
それ以外にも、DVD-Videoを圧縮したりもできます。

TMPGEncを使って高画質に圧縮

YouTubeで高画質のままにさせる条件

YouTubeで高画質のままアップロードするには、いくつかの条件をクリアしないといけません。
以下は、私の憶測ですが、この条件に当てはまっていればハイビジョン画質のままアップロードできるようです。
もし、YouTubeにアップロードした動画が、いまいち画質が悪い。という人は、以下のことに気をつけて動画を作成しなおしてみてください。

1280x720以上の解像度であること

DVD-Videoの解像度は、720x480なのでもっと高解像度であることが必要です。
YouTubeでは、1280×720以上の解像度の動画がアップロードされると、その動画の再生方法にHDが加わり、高画質で再生することが出来るようになります
左の画像は、1440×1080でアップロードした動画を、YouTubeで再生させたところです。
480pというボタンをクリックすると、このように画質を選択できます。
1080p HD」が最も高画質になります。
480pとか720pとか1080pとかは横幅の解像度のことだと思います。
動画の横の解像度によって、YouTube側で再生させる条件が決まってしまうのです。


最近のハイビジョンビデオカメラで撮影した映像は、1440x1080か1920x1080のため(一部、1280x720の製品もありますが)、ハイビジョンビデオカメラで撮影したのもであれば、この条件はほとんどクリア出来るはずですが、DVD-Videoの動画をそのままアップロードしても、720p以下なので再生させようとすると、480pか360pしか選べなくなってしまうのです。
この場合は、このあと紹介するソフトで解像度を上げてやれば高画質で再生させるようにすることができます。

適切な映像ビットレートであること

YouTubeにアップロードした動画にかぎらず、動画は映像ビットレートが大きければ大きいほど高画質になります。
映像ビットレートとは、動画の1秒あたりのデータ量(ビット・パー・セコンド bit/second)のことで、当然値が大きければ大きいほど、同じアルゴリズム(エンコーダーといいます)で動画を圧縮した場合、映像が綺麗になります。
ただし、映像ビットレートが高いほど、ファイルのサイズが大きくなります。

HDV25Mbps MiniDVテープに記録する、旧式のハイビジョンビデオカメラ
AVCHD 16~28Mbps 最新のハイビジョンビデオカメラ
DVD-Video5~9.8Mbps DVD
地デジ16~18Mbps 地デジで放送される映画の方がDVDより高画質
Blu-ray 25~40Mbps 映画などは35~40Mbps

ハイビジョンビデオカメラで撮影した映像をそのままアップロードすればいいんですけれど、実際には10分ぐらいの映像でも2Gバイトという巨大なファイルになってしまいます。
YouTubeには、最大で2GBまでしかアップロードできないので、2GBを超えるような動画の場合、なるべく高画質のまま圧縮してやる必要があります。
今回は、どんな感じで圧縮(エンコードといいますが)すれば、高画質のままYouTubeにアップロードできるか。を紹介したいと思います。

VideoStudioでは、ビットレートを細かく指定するのは難しいのですが、TMPGEnc Video Mastering Works 5を使えば簡単に変換することができます。
なお、実際にいろいろな圧縮をしてYouTubeにアップロードして、比較してみました。
参照:YouTube ファイル形式による比較

WMVかH.264でエンコード

YouTubeのヘルプには、MPEG4 (Divx、Xvid) 形式でアップロードすることが推奨となっていますが、こうした一世代前のコーデックは初心者には敷居が高くおすすめ出来ません。
WMVやH.264といった新世代のコーデックの方が画質もよく、他にインストールや設定も不要なのでおすすめです。
TMPGEnc Video Mastering Works 5をインストールすれば、H.264を使用出来るようになります。

ヘルプには、MPEG2でも可能と書かれていますが、MPEG2だと、高画質化されなかった事が多かった(あと、時間がかかる気がします)ので、WMVかH.264でエンコードする方がよいと思います。
エンコードの仕方は後述します。

15分以内であること

高画質と関係ありませんが、YouTubeにアップロード出来る映像は、15分以内と決められています。

他にもいくつかあるのですが、重要なことは以上でしょう。
詳しくは、動画のアップロードを最適化するも参考にしてください。

まとめ

YouTubeで高画質のままアップロードするには、

  • 解像度を1280☓720以上にする
  • 映像ビットレートをあげる
  • WMVかH.264でエンコードする

になります。

YouTubeにアップロードすると、変換される

気をつけなければならないのは、アップロードした映像は、YouTube側でもさらに圧縮されてしまう。ということ。
そのため、どんなに高画質でアップロードしても
画質が劣化してしまう。ということは、覚悟しておかなければなりません。

アップロード前の映像たとえば左の画像は、桜の花が舞い散る様子を撮影したものです。

元の映像は、だいたい映像ビットレートが15~16Mbpsもあります。
最近のハイビジョンビデオカメラは、H.264というコーデックで圧縮されているんですが、ファイルサイズで504MBありました。

この動画をそのままYouTubeにアップロードしてみると・・・

YouTubeのビットレート。約半分以下になっている。映像ビットレートは、6~8Mbpsに落ちています。
ファイルサイズも、184MBまで少なくなっています。

TMPGEncで高画質動画を作成する

では、さっそくTMPGEnc Video Mastering Works 5を使って高画質な動画を作成する方法を紹介します。

映像を取り込む

まずはハイビジョンビデオカメラから撮影した映像をコピーする必要があります。
コピーする方法は、HDVタイプのカメラとAVCHDのカメラで違うのですが、

HDVのハイビジョンビデオカメラの場合、専用のソフトを用いて取り込む
HDVタイプの場合は、VideoStudioのようなソフトが必要です。
※上の画像は、VideoStudio12Plusを使った取り込み方法です
AVCHD形式の場合は、SDカードをパソコンに差し込むか、USBケーブルを用いてパソコンとカメラをつないで取り込みます。
取り込み方法は、各ビデオカメラの説明書をご覧ください。
※ SONYのハイビジョンビデオカメラから映像を取り込むには、AVCHDをパソコンに取り込む
PMB
を参考にしてください。

次に、TMPGEnc Video Mastering Works 5を起動させます。

入力設定をクリック
起動したら、「入力設定」という部分をクリックします。

アップロードしたい映像ファイルをドラッグ&ドロップします
パソコンに取り込んだ映像をエクスプローラーで表示させ、TMPGEncの画面にドラッグ・アンド・ドロップします。

カット編集をクリックすると必要な部分を選択出来る
上のような画面になります。
不要な部分を削除する場合は、「カット編集」をクリックします。
このままアップロードする場合は、「OK」をクリックします。
YouTubeにアップロード出来る動画は、10分以内といけられているので、長い場合は「カット編集」します。

カット編集画面
カット編集」をクリックすると上のような画面になります。
残したいシーンの開始部分を左下ので囲まれた部分のボタンで指定し、終了部分を右下ので指定します。

また、この二つのボタンはカットする部分を指定する場合も用いられます。
二つのボタンで不要な部分の開始と終了を指定したあと、真ん中のはさみのボタンをクリックすると、指定した部分が削除されます。

出力設定をクリック
編集ができたら「出力設定」をクリックします。

MP4ファイル出力を選択
コーデックを選択します。

MP4(AVC)ファイル出力」は、H.264でエンコードされます。最も時間がかかりますが、最も高画質です。
もしくは「Windows Media ファイルの映像形式」か「DivXファイル出力」を選択します。
Windows Media ファイルの映像形式を選択すると、「WMV」というコーデックが使用され、DivXファイル出力を選択すると、DivXというコーデックが使用されます。

どちらでもかまいませんが、WMVの方がはやく作成出来るようです。
ここでは「MP4(AVC)ファイル出力」を選択して話を進めます。

設定をクリック
コーデックの設定画面になります。
上は「MP4(AVC)ファイル出力」を選択した場合です。

ここで重要なのは「サイズ」です。
サイズは、1280ピクセル以上になっていることを確認してください。
ハイビジョンビデオカメラから取り込んだ映像は、1440x1080か1920x1080になっているはずです。
もし、この値が720x480のようなスタンダード画質の数値になっていたら、1440x1080か1920x1080に変更してください。

次に、「レート調整モード」を設定します。
設定」をクリックします。

右下のファイルサイズは、保存が完了した時のファイルサイズです。
YouTubeは、2GBまでの動画に対応していますが、2GBにもなるとアップロードに時間がかかるので、最大でも500MBになるように調整します。

平均映像ビットレートを8000程度にします
平均映像ビットレート」とは、1秒間あたりのデータ量で、多ければ多いほど1秒あたりの情報量が大きくなり、高画質になります。
が、その分ファイルサイズが大きくなります。
だいたいDVD-Videoでは、7~8Mbps程度。
ハイビジョンビデオカメラで撮影された映像は、15~25Mbps程度。
ブルーレイディスクの映画は、30~40Mbps程度になります。
YouTubeでは、いくらここの値を大きくしても、YouTube側で再圧縮されてしまうので、だいたい8000Mbps程度でいいと思います。

この「平均映像ビットレート」を設定すると、その下に「予想出力ファイルサイズ」が変更されるので、完成後のファイルサイズの参考にしてください。
YouTubeでは、2GBまでしか対応していないので、2000MB以内になるようにしてください。

エンコード開始
エンコード」をクリックし、作成されるファイルの場所を指定し、左下のボタンをクリックするとエンコードがはじまります。

Core2DuoのCPUを使った最新のパソコンであれば、10分程度の動画であれば30分程度で変換が終了します。
なお、最新のCPU(第2世代Core
i7 CPU
)を搭載したパソコンでエンコードすると、最大5~9倍ほどの速度でエンコードが終了するみたいです。
TMPGEnc Video Mastering Works 5は、第2世代Core i7の、

クイック・シンク・ビデオに対応しているため、圧倒的な短時間で動画を保存することが可能です。
詳しくは、新型Core i7
2600販売!
を参考に。

あと何分で完成するかが表示される
エンコード中は、上の画像のように進行状況と、終了する残り時間が表示されます。

YouTubeにアップロードする

作成されたファイルをYouTubeにアップロードすれば、自動的に高画質用の映像が作成されます。

↑こちらはノーマルのスタンダード画質です。

↑こちらが高画質表示させたものです。

右下の「HD」ボタンをクリックすると、高画質バージョンと切り替えることができます。

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