顔や車のナンバーなど動く被写体にモザイクをかけたい場合、TMPGEncで自動で被写体を追いかけてモザイクをかけてくれる追随するモザイクをかける方法を紹介します。
最終更新日:2019-05-02 08:13
YouTubeで動画を公開する際、顔やナンバーなどプライバシーにかかわる部分にモザイクをかけたいことがありますよね。TMPGEncというソフトウエアを使用すれば、動く被写体を自動で追いかけてモザイクをかけてくれます。
同じような機能はVideoStudioにもあるのですが、TMPGEncの場合は被写体に合わせて範囲も拡大・縮小してくれるのでとても便利。今回はTMPGEncを使った追随するモザイクをかける方法を紹介します。
今回紹介するTMPGEncも最新のVer.7でようやく搭載されました。
では、さっそく被写体に追随するモザイクをかける方法を紹介します。モザイクだけでなくぼかしも可能です。
動画は複数登録して、1つの動画にすることも出来ます。
この画面で動画の不要な部分をカットすることも出来ます。(今回は詳しく説明しません)
では早速追随するモザイクをかけてみます。
一番上にある「フィルターを追加」をクリックします。
すると「部分モザイク」というフィルターの設定画面が開きます。
モザイクの周りの小さな丸や四角をドラッグすると、モザイクをかける範囲を広げたり変形させたりすることが出来ます。
「効果内容」をクリックし、「モザイク」の部分をクリックします。
「反転」は選択した被写体以外にモザイクをかけることが出来ます。
テレビのドキュメンタリーで、レポーター以外がモザイクがかかっているシーンがありますが、あんな感じの動画を作成することも出来ます。
「追加」をクリックすると、別の被写体にモザイクをかけることが出来ます。
では早速被写体に追随するモザイクをかけてみましょう。
最初のモザイク範囲の指定は、動画内に収まるようにしてください。
その場合は、モザイクをかけたい被写体が画面から消えるシーンを探し、「終了フレーム」を「現在位置を指定」をクリックしてモザイクをかけるシーンを指定します。
無事うまくモザイクをかけることが出来たら、動画として保存します。
あとはしばらく待つとモザイクがかかった動画が完成します。
TMPGEncにはほかにも様々なフィルターが用意されていて、YouTubeで動画を公開していきたい人であれば、インストールしておくと動画編集の幅が広がると思います。私の場合はVer.4から使っていて、つい先日、Ver.6からVer.7に乗り換えたのですが、追随するモザイクとフレーム補完(スローモーションを滑らかにする)機能が新たに追加されて気に入っています。
追随するモザイクやぼかしはVideoStudioでもできるんですけれど、拡大縮小する被写体へのモザイクが苦手なんですよね~。あとVideoStudioは重大なバグがあって、そのバグが起こると保存したものも含め、モザイクが全部消去されてしまうんですよね。これは最新のバージョンのVideoStudioでも修正されていないので何とかならないものか、かといって追随するモザイクができるのはVideoStudioだけだし…と思っていたのですが、TMPGEncでも出来るようになってこれからはぼかしやモザイクはTMPGEncでやろうかな。と思っています。
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