ブルーレイレコーダーで録画した地デジ番組は、パソコンで見ることができるのでしょうか?実際に試してみました。
最終更新日:2020-12-15 11:16
ブルーレイレコーダーで録画した地デジの番組は、パソコンなどで見ることができるのでしょうか?
実際に録画したBD-Rをパソコンに挿入して確認してみました。
ブルーレイレコーダーで録画した番組をBD-Rなどのディスクにダビングすると、「BDAV(Blu-ray Disk Audio/Video)」というフォーマットで記録されます。
これに対し、市販の映画などのブルーレイは「BDMV」というフォーマットが使用されています。
主な違いとして・・・
BDAVが地デジなどの録画向きなのに対し(データ放送なども記録できる)、BDMVはメニュー画面(再生させるときに表示される音声選択とかチャプター選択画面などがあるやつ)があります。
また、BDAVは「追記」が可能です。
映像は「STREAM」の中に保存されています。
「CERTIFICATE」というフォルダがありますね。
「BDAV」と違いかなりフォルダがたくさんあることがわかります。
ただし、いくつか条件があります。
ブルーレイレコーダーで記録したBD-Rは、BD-AVと呼ばれるDVD-VRに相当する規格で保存されます。
このBD-AVをパソコンで再生させるには、
この場合内蔵式でも、
右側に「BD-RE」もしくは「BD-ROM」「BD-R」と表示されているドライブがあれば、そのパソコンはブルーレイドライブが搭載されています。
特に「BD-RE」や「BD-R」であれば、BD-Rなどにデータを書き込むこともできるドライブになります。
その場合は、外付けのディスクドライブを購入してもいいでしょう。
書き込みもできる外付けのブルーレイドライブは、昔は数万円しましたが、今では1万円以下で販売されています。
また、こうした外付けのブルーレイドライブは、再生ソフトも付属してくるので、ソフトをいちいち購入しなくてもいいという利点があります。
バージョンによっては再生出来ないこともあるので、最新式のものを用意すると良いと思います。
スタートボタンをクリックし、「CyberLink PowerDVD」というようなソフトがインストールされていないか確認してくだださい。
とくに4K画質の映像は、CPUパワーを必要とする場合が多いので、なめらかな動画を再生させたい場合は、最新のパソコンに買い替えたほうがいいかもしれません。
画像は最新のIntelのCPU、
i5。
2011年1月に発売された新型CPUのSandy Bridgeは、動画再生や動画エンコード機能を強化したCPUなので、ブルーレイもハイビジョン映像も余裕で再生させることができます。
Core 2 DuoやPentiumや、Celeronといった旧式のCPUを搭載したパソコンの場合(3年移譲前のパソコン)でブルーレイを再生させるのは少々厳しいかもしれません。
CPUが1世代前の製品でも、ビデオカードに動画再生支援機能がついていれば、スムーズにハイビジョン映像を再生することができます。
逆に言えば、CPUが最新でもビデオカードに動画再生支援機能がついていないと、滑らかな映像にならなかったりします。
ブルーレイでは強力なコピーガードが設置されているので、HDCPに対応したモニターとPCでないと、ブルーレイは再生できません。
なお、最新のパソコンやビデオカード、モニターはほぼHDCPに対応しています。
上の画像は、先日購入した23インチの3D対応液晶パソコンモニター。
パソコン用のモニターにはHDMIのような最新の端子だけでなく、D端子や古いパソコン用の端子も搭載されています。
この内、HDCPに対応しているのはHDMIやD端子になります。
と、いうわけでブルーレイレコーダーで録画したテレビ番組は、ちゃんとパソコンでも再生出来るのでご安心を。
では、ブルーレイレコーダーで記録したBD-Rの中身はどうなっているのでしょうか。
エクスプローラーで見てみると・・・
_VOLUME」というボリューム名がついていました。
1つ1つが番組ごとに分かれていて、さらにチャプターごとに別れます。
ブルーレイレコーダーでは、CMのはじめと終わりに自動でチャプターが挿入されるので、CMごとダビングしてもチャプターで飛ばすことも出来ます。
基本的には、ブルーレイレコーダーで録画したブルーレイディスクの番組は、パソコンにコピー(リッピング)することはできません。
(コピーできても、うまく再生出来ません)
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