DVとHDVの違い

DVとHDVは、いったいどこに違いがあるのでしょうか。また、AVCHDとの違いは?

ハイビジョンカメラ奮闘記

 
 
 
   
 
 
 

DVとHDVの違い

Last update 2007/05/08 01:39

 

 

DVとは

当サイトの今までの記事では、DV形式で保存した場合、無圧縮というような表現を使ってきましたが、実際には圧縮されています。
本当の意味での無圧縮映像に比べ、DVで圧縮すると1/10程度のファイルサイズになるようです。

フレーム単位で圧縮するので、イメージ的には画像を連続して繋げさせたような感じでしょうか。
なので仕組みが単純な反面、サイズが大きくなります。
また、加工も容易で、他の圧縮形式と比べ高画質というメリットがあります。

HDVとは

ハイビジョン映像は、スタンダード画質(SD画質)に比べ、4倍のデータ量があるといわれています。
ところが、私が持っているSony HDR-HC3をはじめ、記録方式にHDVを採用しているビデオカメラは、スタンダード画質のビデオカメラと同じMiniDV1本あたり60分で撮影することができます。
つまり、DV以上の高圧縮技術を使って記録していくHDVが開発されました。

HDVは、映像圧縮にMPEG2というDVD-Videoで使用されているコーデックを使用して圧縮します。
MPEG2は、DV以上の高圧縮を提供するため、ハイビジョンという非常に高密度のデータでも、MiniDVに60分もの映像を記録することができるようになったんですね。
また、音声もDVと違い、MPEG-1 Audio Layer-2で圧縮されています。(DVは、リニアPCM)

DVがフレーム(つまり、コマ)ごとに圧縮されるのに対して、HDV(というかMPEG2)は、フレーム間予測を利用して圧縮。
簡単にいってしまうと、映像中の変化がある部分と内部分を分け、変化が無かった部分は省略するという感じ。

たとえば上の動画を例にとると、真っ白な床面にブルーの瓶が転がっています。
瓶の大きさは画面のそれと比べ、何十分の一でしかありません。
つまり、転がった瓶のデータだけ記録し、変化がなかった部分は省略してしまおうと。

実際に変化がある部分は、画面の数十分の一に過ぎない

アニメで考えるなら、DVのようなやり方で表現する場合、背景も含め1枚1枚書き直さなくてはなりませんが、HDVのような考え方で表現すれば、背景は1枚だけ描いておき、動く部分だけセルに書いて変化させてやればいいと。

MP3

DVもHDVも動画の圧縮形式です。
映像だけの場合は、MPEG4やDivX、WMVという様々な圧縮方式があり、音声は音声でMP3といった圧縮方式があります。
MP3で圧縮すれば、600MBあるCDが1/10の60MB程度まで圧縮することができます。
これはMP3が人間の耳には聞こえない周波数の部分を省略して圧縮するからですが、このように圧縮は人間には見分けがつかない部分を省略する事によってファイルサイズを落とす技術とも言えます。

DVとHDV

HDVで保存するハイビジョンビデオカメラで撮影した動画をパソコンに転送する場合、DVかHDVか選ぶことができます。
いっけん、HDVの方が高画質のようなイメージがありますが、今見てきた通りDVの方が仕組み的に高画質なのでDVで取りこむか、HDVで取りこむかそう悩む必要はありません。
ただ、HDVで取りこんだ場合は、色々な動画編集ソフトでそのまま読み込むことができるし、DVの場合はWindowsXP以降であれば、特殊なソフト無しで取りこむことができるし、一長一短です。

それぞれのデメリット

どっちで取りこむかは、どういった編集や保存をするか・・・で違ってきます。
たとえば、DVで取りこむとAVIやMPEG2、そしてWMVに変換して取りこむことができます(VideoStudioを使用した場合)。
また、各シーンごとに分割されて取りこむことができるので、編集作業がしやすいメリットがあります。
その反面、ファイルサイズが1~2倍程大きくなってしまいます。

シーンごとに分割するHDVで取りこんだ場合は、MPEG2でしか保存出来ないようです。
また、WindowsXPでは特別なソフトがないと取りこむことができません。
さらに、取りこんだあとシーンごとに分割するには、左の画像のようにシーンを検出する作業が必要になります。
これはボタンをクリックするだけで、自動でやってくれるんですけれど、再生時間とほぼ同じぐらいの時間がかかるのと、けっこう重いです。

ビデオカメラの設定HDVで詳しく書きましたが、ハイビジョンビデオカメラ(HDVタイプのもの)にはDVで転送するモードとHDVのまま転送するモードがあるので、好きな方を選ぶことができます。
私の場合、どっちにするか・・・なんですけれど、うーん。
ある程度長時間の動画であれば、HDVで。
短時間の動画が多いようなものであれば、DVって感じでしょうか。

DVの場合は、HDVで取りこむ場合に比べ(DV-AVIで保存する場合)1~2倍程のファイルサイズになるので、取りこんだ映像をそのまま保存したい場合は、MPEG2で保存出来るHDVの方が(多少)ファイルサイズが小さくなるので、有利かもしれません。
もちろん、どちらで保存しても画質自体は変わりません。

 

にほんブログ村 PC家電ブログ 家電・AV機器へ 2007/05/08 01:39 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

 
 
 
 

関連ページ

 

ハイビジョンビデオカメラとは HDVとAVCHD初級編 ハイビジョンの弱点・デメリット
DVとHDVの違い 望遠ズーム DVDに高画質で保存したい DVD-Video編
DVDに高画質に保存する DVD-VR編 DVDに高画質に保存する 最も高画質編 ハイビジョンを編集するパソコンの必要スペックは?
映像ビットレート 基本編 DVD-Rに保存する まとめ テレビ(TV)と繋ぐ AV端子
端子とは ハイビジョンビデオカメラとHDDレコーダー 映像ビットレートとは
4K2K 解像度とは