3Dテレビや3D対応パソコンで3Dを見るには

3Dテレビや3Dパソコンで3D映像を見る方法を紹介します。3Dブルーレイを見るには、偏光方式やフレームシーケンシャル方式のモニターが必要です。

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3Dテレビや3D対応パソコンで3Dを見るには

Last update 2012/01/08 21:59

 

 

 

3Dパソコンを自作しました。
3Dをなめていました。めちゃめちゃすごいです。
この感動を他の人にも味わってもらいたく、安く3Dを見る方法を調べてみました。
ちなみに私は「3Dパソコン」の「偏光方式」のモニターを使用しているのですが、3D映像を見るためには他にも3Dテレビや3Dパソコンでも、フレームシーケンシャル方式を利用したりと、いくつかパターンがあるので、パターンに分けてさらに細かく分析してみました。

3D表示方式には3種類ある

本題に入る前に、3Dには大きく分けて

表示方式 説明
偏光方式
  • モニターに左目と右目用に光を屈折させるフィルターを密着させ、専用のメガネをかけることによって、左目と右目で別の映像を見せる方式
  • メガネが軽く、メガネ自体に電力を消費しない
  • ちらつきや画面の明るさの低下が少ない
  • 1つの映像を同時に左目、右目用に分けるため、解像度が半分になる
フレームシーケンシャル方式
  • 交互に左右のレンズの光の通過をさえぎるアクティブシャッター方式のメガネが必要
  • めがねが重く、電源を必要とする弱点がある
  • 左目が見えている間は、右目は真っ暗になるため、映像が暗く見える
  • すばやく左目、右目、左目・・・というように交互に光が入ってくるものの、若干ちらついて見えてしまう
  • 解像度はそのまま
裸眼3D
  • その名のとおり、めがねを用いずに立体に見える
  • 任天堂3DSや東芝のグラスレス3Dレグザが有名
  • 大画面だと高価
  • 現時点ではあまり製品がない
  • 解像度が落ちる

になります。
最近では、SONYが偏光方式とアクティブシャッター方式にも当てはまらない、メガネ自体に左右別々の映像を表示してしまうという、HMZ-T1という画期的な製品を販売して話題に上がっています。
このHMZ-T1に関しては、また別のページで取り上げるのでこのページでは軽い紹介にとどめておきます。
なお、このHMZ-T1は、3Dパソコンにつなげて使うこともできますが、HDMI1.4に対応した端子をパソコン側で用意してあることが必要です。(これに関してはあとで書きます)

多くの映画館で採用しているのは偏光方式で、メガネは安価なので見終わった後、持ち帰ることも可能です。

リアルなのは?

当初は偏光方式が普及するかと思ったんですけれど、最近はフレームシーケンシャル方式の方が人気が高そうですね。
裸眼方式も、偏光方式も解像度が半分に落ちてしまうため、フルハイビジョンで3Dを味わうには、フレームシーケンシャル方式しかないのですが、私のパソコンは偏光方式の三菱RDT233WX-3Dの23インチモニターを利用していますが、めちゃめちゃリアルです。
気になる解像度の低下も、ほぼ気になりません。
というか、偏光方式のメガネをかけるとめちゃめちゃクリアでリアルな映像になります。
フレームシーケンシャル方式はまだ未体験なので、どちらがいいのか私自身は判断できませんが、パソコンで3Dを体験したいのであれば、偏光方式でも十分だと思います。

ただ、3Dテレビの場合は、後でも書きますが偏光方式はほぼ絶滅状態なので、アクティブシャッターのレンズを使ったフレームシーケンシャル方式を選ばざるを得ないのが現実のようです。
まあ、偏光方式の場合、3Dに見える距離と角度がある程度決まってしまっているので、二人以上で見る場合も想定されるテレビの場合は、フレームシーケンシャル方式の方がいいので、この辺は問題はないでしょう。

3Dを見るには

では、3Dを見る場合、テレビとパソコンとで必要なものと、条件などを見ていくことにします。

3Dを見るには
テレビ /
パソコン
モニター 必要なもの・条件 3D表示方式
テレビ 3D対応テレビ
  • 3D対応プレーヤー
  • HDMI1.4対応ケーブル
偏光方式 /
フレームシーケンシャル方式
パソコン 3D Vsion使用
  • NVIDIAのグラフィックカード
  • NVIDIA 3D Vision
  • WindowsVista か 7
  • 3D対応モニター
  • 3D再生ソフト
フレームシーケンシャル方式
3D Vsion未使用
  • HDMI1.4搭載3D対応モニター
  • HDMI1.4対応ケーブル
  • HDMI1.4出力端子
  • Windows7
  • 3D再生ソフト
偏光方式 /
フレームシーケンシャル方式

ハイビジョンのような超高データをやり取りするには、HDMIという規格のケーブルが必要で、テレビでもパソコンでも現在は主にこのHDMIケーブルを使ってモニターと接続します。
が、HDMIもバージョンが存在していて、3Dに対応したケーブルはHDMI1.4になります。
NVIDIA 3D Vision以外は、このHDMI1.4というケーブルも必要なので注意が必要です。
まあ、3D VisionでもHDMI1.4ケーブルは使用できるので、3DではHDMI1.4ケーブルがあれば接続はできる。と覚えておいてもいいかもしれません。

3Dテレビの場合

3Dテレビの場合、それほど選択肢があるわけでもないので、パソコンに比べ単純です。
3D対応テレビと、3D対応プレーヤーを用意するだけ。
この2つがそろえば、後はつなげるだけでテレビ側で自動判定して3Dが実現できます。
3D対応プレーヤーも最新のブルーレイレコーダーはほとんど3Dに対応していますが、最も安く済ませたいのであれば、プレステ3が最も安く入手することができると思います。(3万円ほど)
最近は3Dテレビの値下がりも激しく、32インチのSONYのブラビアであれば、5万円弱で販売されているので、プレステ3と合わせて8万円ほどで3D環境を手に入れることが出来、0から購入する場合、パソコンよりも安価に3D環境を用意する事が出来ます。

現在、3Dテレビでは「アクティブシャッター方式」のメガネを使用する、「フレームシーケンシャル方式」がメインになっていて、

フレームシーケンシャル方式
偏光方式

と、偏光方式の3Dテレビは日立の一部のWOOOのみというのが現状になっているようです。
日立ではフレームシーケンシャル方式のテレビも発売しているため、今後は3Dテレビと言えば「フレームシーケンシャル方式」だけになるかもしれません。

パソコンで3D

パソコンについては、ちょっと複雑になります。
現時点ではNVIDIA 3D VisionというNVIDIAというメーカーが販売している3Dメガネ一式で再生させる方法と、3Dテレビと同じHDMI1.4対応の3Dモニターを使う方法の2種類になります。
それ以外にSONYや富士通から販売されている3D対応パソコンを購入してしまうという手もありますが、今回は自作やもっと安く3Dパソコンを実現させたい。という点から取り上げません。(3Dパソコンの売り上げが悪いせいか、メーカーも3D対応製品をあまり出してこなくなったみたいです・・・)

NVIDIA 3D Visionとは?

テレビに比べ3D対応が出遅れたパソコン。
パソコンで3Dを見るためには、当初NVIDIというビデオカードを作成しているメーカーの「NVIDIA 3D Vision」というアクティブシャッター方式のメガネを採用した製品と、リフレッシュレート120Hzという高速(普通は60Hz)に画面を書き換えることが出来るモニターを使うしかありませんでした。
ただし、NVIDIAのビデオカードを使用していないと対応しておらず、後から導入する場合、素人には敷居が高い物でした。
また、NVIDIA 3D Vision自体の価格も高く、ビデオカードも含めると数万円の出費が必要になってしまいます。
さらに対応している液晶モニターの購入ともなると、コストや難易度の面で導入が難しいのがデメリットです。
とはいえ、3Dが登場した当初は3Dテレビだと数10万円もしたので、数万円程度で3D環境がそろうNVIDIA 3D Visionはマニアの間では売れたようです。

必要な部品等
NVIDIA 3D Vision アクティブシャッター方式のメガネと、受信機のセット。 1万7000~2万円ほど
3D Vision対応モニター 通常の液晶モニターよりも高速で書き換えることが出来るリフレッシュレート120Hzのモニター。 23,000円~
NVIDIA GeForce ビデオカード 対応しているビデオカードは、3D Vision公式ページで。 6,000円~
Windows VistaかWindows 7 Windows XPでは、どの方式でも3Dは無理っぽい。
DSP版だと安く入手できる。
10,000円~
PowerDVD Ver.10以降 Windows Media Playerでは3Dにならないため、専用のソフトが必要です。 6,700円~

Sandy Bridgeで3D

2011年1月に開発コード名Sandy Bridgeと呼ばれるIntel Core i7/i5/i3シリーズが発売になりました。
またこのCPUに対応したマザーボードは、チップセットにIntel Z67/H67/P67を搭載していて、このうちのH67やZ67では、標準でHDMI1.4と呼ばれる3D対応のHDMI出力端子を搭載しています。
このチップセットを搭載したパソコンがあれば、あとは同じくHDMI1.4対応の3Dモニターを購入すれば、3D環境をそろえることが出来ます。

その後、HDMI1.4 3Dに対応したLG電子のD2342P-PNの発売(2011年4月)によってNVIDIA 3D Visionを使用しなくても3Dを見ることが出来るようになりました。

続いて、視野角が広いIPS方式の液晶の三菱のRDT233WX-3Dが5万円を切る価格で販売されて、一気に自作パソコン派に火がつきました。
私もこのモニターで3Dを満喫しています。

上の2製品は「偏光方式」なのですが、最近では「フレームシーケンシャル方式」のサムスンのS27A950Dが登場。
6万円を超える価格ですが、27インチと3Dテレビとそう変わらない大きさのモニターまで登場しました。
今後は、このHDMI1.4経由での3Dが主流になってくるんじゃないでしょうか。

必要な部品等

3Dテレビと3Dパソコンの違い

3D環境を実現するには、モニターと出力する機器の2つが必要になってきます。
どちらも価格が低下しているとはいえ、一式そろえるとなると10万円近くもするので購入に二の足を踏んでいる人も多いでしょう。
3Dは、これらの一式がそろって初めて見ることが出来るため、当サイトでは言葉で説明するのが限界ですが、最後に3Dテレビと3Dパソコンの特徴を紹介します。

テレビとパソコンの違い
  メリット デメリット
3Dテレビ
  • 大画面
  • 3Dゲームに適している
  • HDMI入力端子が豊富
  • 地デジが見れる
  • スピーカー内臓
  • 価格が高い
  • 場所をとる
  • パソコンの画面を表示するには不適切
  • 立体感がいまいち?
3Dパソコン
  • パソコンのモニターとしても使用できる
  • 場所をとらない
  • 安上がり
  • 自分で組み立てる場合は多少知識が必要
  • 再生用ソフトが必要
  • 画面が小さい
  • テレビを見るにはチューナーが必要

リビングで複数の人数で3Dを見たい!なんて場合は、3Dテレビのほうが向いています。
パソコンよりテレビを見る時間のほうが長い。という人も、3Dテレビのほうが向いているでしょう。
ただし、私が大型電気店で見た感じだと、パソコンの高解像度の小さなモニターを1mぐらいで視聴したほうが、立体感はある気がします。
これはパソコン用モニターのほうが高解像度なので、細かい部分までくっきり見えるからかもしれません。

3Dゲームに関しては3Dテレビのほうが評価が高いと上げる人が多く、

  • テレビをよく見る
  • 大画面がいい
  • ゲームもする

なんて人は、3Dテレビが向いているでしょう。
ただし、

  • 一人暮らしで大型テレビを置くスペースがない
  • パソコンのモニターと切り替えて使いたい

なんて人は、3Dパソコンのほうが向いています。

その他の注意点

価格は2011年当初は32インチで10万円ほどしましたが、その後の値崩れで5万円以下まで値下がりしたので、価格の面から言うと必ずしも3Dパソコンのほうが安いとはいえなくなりました。

3Dテレビの中にはパソコンに接続して、パソコンのモニターとしても使えるような製品もありますが、32インチ以上の大画面でパソコンの作業をするのは、非常に苦痛(目が疲れ)なのでパソコンに保存してある動画を見る。程度に考えておかないとえらい目にあいます。
それと、一応、最新のパソコンでHDMI1.4出力端子が用意されている製品であれば、パソコンにつなげて3Dを見ることもできます。

まとめ

アバターの大ヒットによって、3Dブームも爆発的に広がるかと思ったんですけれど、なんかいまいち普及しませんね。
それもこれも3D映像のソースが少なく、本格的に普及させるにはレンタルDVD店で気軽に借りれたり、BSやCS放送で3D専用のチャンネルが登場しないと難しいのかな。なんて思います。
それと、3D映像は想像していた以上に衝撃的でしたが、なかなかこのすごさは実際に味わってみないとわからないと思います。
また、映画館や大型電気店で3Dテレビを体験した人は、ちょっと不自然な立体感にがっかりしたのでは?
私もそうですけれど、映画館で見た3D映画はなんかどこか不自然で、見ている途中で段々興醒めしたのを覚えています。
ところが、3Dパソコンで見た3Dブルーレイはすごいリアルでびっくりしました。
なんか生きているうちにこんな未来技術を体験させてくれてありがとう。という感じ。笑
なので、映画館や電気店で期待はずれだった。なんて人も、一度3D環境をそろえてみてはどうでしょう。
3Dテレビも3Dパソコンも、3D表示させなくても十分使えるし、価格の面でもそれほど変わるわけではありません。

次回は、私が組み立てた3D自作パソコンのそれぞれのパーツについて紹介していきたいと思います。

 

 

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